今回の地震で甚大な被害を受けた宮城県石巻市。JR石巻駅前の市中心部が冠水しているが、いまだ詳細な被害情報は乏しい。そのようななか同市桃生地区は、海岸線から遠いこともあり津波被害はないが、家屋の倒壊が相次ぎ、電気や水道などライフラインが遮断されている。また、停電のためテレビから情報を得られず、被災した人たちが最も情報を持っていない状況が続いている。
きのう(15日)の連絡では、同地区で被災した人たちが協力して車からガソリンを抜き、発電機を動かしてわずかな電気を使用しているという。一方で、昨日からは雪が降り出し寒さは一段と厳しくなっている。
メディアは、津波の被害が大きかった沿岸部だけが取り上げる。実際のところ、内陸部の被害状況は把握できていないのが現状だ。
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