放射能を恐れる人々の首都圏からの脱出が進んでいる。18日、東京から新幹線で帰福した人物は「うるさくて仕方なかった」と振り返る。連休や春休みなどタイミング的な問題もあるだろうが、激増した子供の乗客に戸惑いを隠せない。会社からの指示により東京を離れている人とも乗り合わせたという。
ある経営者は東京で働く家族を会社から連れ戻してきた。理由に信頼できる情報不足を上げる。これまでの政府・東電の発表のスピードや内容に疑問を持っている。
「想定を超える津波があったなかで、想定を超える放射能漏れもあり得る」にも関わらず「楽観説とデマのみが流れていると感じている。黙殺されている情報がかなりあるのでは」としている。
可能な範囲での「最悪の事態」への具体的説明がなければ今後さらに人々の首都圏脱出は加速すると見られる。過剰反応は良くないが可能な限り透明度の高い情報公開の徹底が求められる。
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