今月10日に開設された、調査報道専門のインターネットニュースサイト「HUNTER(ハンター)」が注目を集めている。
開設初日に飛び出したのが「福岡県町村会」の簿外金6,000万円のスクープで、記事内容を知った大手メディアの記者たちを取材に走らせることとなり、翌日朝刊では、複数の新聞が「HUNTER」の記事を追った。
初日には、県会議員の不明朗な政治資金についての詳細な検証記事も出されており、県議の地元ではクチコミで同サイトの存在が広がっているという。
東北地方太平洋沖地震発生を受けて、記事の内容が調査報道から外れていた様子だが、今週から予定稿に戻すという。
「HUNTER」取材陣には、複数の調査報道のプロが揃っているとされ、目が離せない商売敵が現れたかたちだ。ただ、同サイトは、取材で収集した文書や記事内容について、可能な限り他メディアに提供する方針で、新しいニュース発信の形ともいえそうだ。
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調査報道サイト「HUNTER」
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