「温もりのある木の家を福岡県の木でつくる。究極のエコロジー」をスローガンに福岡県産材の促進活動を行なう福岡県産材利用推進協議会(本部:福岡市東区)。同会は23日、アクア博多内会議室で、「福岡県産スギ横架材スパン表講習会」を開催。業界関係者など約100名が出席した。
同協議会の印口繁会長と福岡県農林水産部林業推進課の土師淳志氏の福岡県産材に対する熱き想いがこもったあいさつで、講習会はスタート。福岡県産材の強度試験や県産スギ横架材スパン表についてのレクチャーが約2時間にわたって行なわれた。
現況、福岡県内のスギ資源は毎年約70万m3成長し、資源的に充実している状況である。2009年度の県内伐採量は約25万m3。2倍伐採しても余裕のあるスギ資源。一般住宅においても構造計算が浸透しつつあり、JAS製品においての木材品質ニーズが高まっているという。
同協議会は、構造計算において必要な性能値を明らかにするなど、安全・安心な家造りに、福岡県産スギを安心して使用できる環境作りに邁進していくことを表明した。わが国の木材自給率は約28%。利用の大半が外国材である。地球環境保全の観点からにおいても、今後の同協議会の県産材利用の促進活動が重要である。
【河原 清明】
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