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風光明媚な福岡・能古島の名所が復活~オーシャンズキッチン
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2011年3月28日 15:56

青空に映えるオーシャンズキッチン 3月27日、福岡市西区の海に位置する能古島で「オーシャンズキッチン」のレセプションパーティーが開かれた。新しい門出を祝うような晴天に恵まれ、約60名が出席した。同店は、2007年8月に店を構えた杉本多功雄シェフが、志半ばで2010年10月に急逝し、多くの常連客に惜しまれながら一時休業していたが、能古島リゾート観光開発(株)の三浦嘉彦社長とシェフの伊藤勝裕氏が遺志を受け継ぎ、地元の人の協力を得て見事に復活を果たした。4月1日、正式オープンする予定。

デッキから臨める対岸の百道浜 同店のテーマは、「国境を越えた料理・イベント・音楽・アートを能古島から発信する提案型ボーダーレス・レストラン」。「豊かな自然に育まれた地元の素材なくしてオーシャンズキッチンの料理は生まれません。『料理に国境はない』という伊藤シェフの素材の旨味を最大限に引き出すボーダレスなフレンチ・イタリアン。能古島から海と大地そして素材への想いを『皿の中に』」という気持ちが込められている。

 パーティーの冒頭、三浦社長は「このたびは能古島の皆さんのご協力もあり、無事この日を迎えられました。ぜひ地元・福岡でとれた海の幸や野菜を活かした料理をゆっくり楽しんでください」とあいさつ。また、のこのしまアイランドパークの久保田晋平社長が「先日の大地震により、日本全体が難しい局面を迎えています。観光にも少なからず影響が出るかもしれませんが、これを機に一緒に能古島を盛り上げていきたいと思います」と思いを語った。

左から吉松正樹シェフ、沖克洋シェフ、伊藤勝裕シェフ 沖克洋、吉松正樹両氏をゲストシェフとして迎え、計6人のシェフの想いを込めた料理が出されると、参加者たちは舌鼓を打っていた。同店の立ち上げにも関わったという参加者の男性は「景色も良いし、料理もうまい。妻や子どもたちも連れてきて一緒に楽しみたかったです」と話してくれた。

6名のシェフが想い込めてつくった料理の数々

 同日、能古島と天神をつなぐ「福博みなとであい船」が運航を開始した。オーシャンズキッチンの復活がさらなる連携効果を生むことが期待される。


オーシャンズキッチン
住 所:福岡市西区能古657-8
電 話:092-892-7311
運 営:能古島リゾート観光開発(株)


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