11日に発生した観測史上最大となるマグニチュード8.8の東北地方太平洋沖地震に関して、民主党の姫井由美子参院議員のブログがネット上で物議をかもした。
問題となっているのは、見出しは「東北地方太平洋沖地震発生」、テーマが「姫井由美子速報!!」とされた記事で、地震発生のため参議院会館に泊り込みとなった姫井議員の様子をつづられた内容。そのなかに配給された非常食や非常用毛布を笑顔とともに紹介する記事があった。
簡易ブログ「ツイッター」では、問題記事のアドレスとともに「めまいがした」とのコメント。およそ国政に携わる国会議員のひとりでありながら「危機感ゼロ」と言われてもおかしくない振る舞いである。
しかも、問題記事は、地震が発生した11日の夜22時頃に更新されており、すでにテレビなどで、地震被害が拡大する様子が次々に報じられていた。国会にいた同議員が事態をまったく把握できていなかったとは思えない。
なお現在、11日更新されたの一連の「姫井由美子速報!!」は削除されており、姫井議員のHPには「姫井由美子事務所では東北・太平洋沿岸地震の救援活動を行います」と、支援を呼びかける文章が記されている。真剣な態度で、政治家としてやるべきことを行なってほしい。
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