1日、岡野バルブ製造(株)(本社:北九州市門司区、岡野 正敏社長)は11年11月期 第1四半期 決算(連結)を発表した。
当第1四半期連結会計期間の売上高は前年同期比24.1%増の23億7,900万円、経常利益は同比274.3%増の1億8,700万円、四半期純利益は同比209.1%増の1億1,400万円となった。
バルブ事業において、国内では大間原子力発電所向け新設バルブや島根原子力発電所1号機のSRV(主蒸気逃がし安全弁)予備弁の販売が売上の柱となった一方、その他では弁や部品の取替など小規模案件が中心となり、全体的には低調に推移した。
海外向けバルブ事業については、ベトナムやインドネシアなどの火力発電所向けの売上があったものの、一昨年後半から低調に転じた中国など主要販売地域に対する収益に回復の兆しが見られず、依然として厳しい状況が続いたとしている。
メンテナンス事業においては、期初は収益形成を牽引する大型案件が乏しく厳しいスタートとなった。しかし2月以降は柏崎刈羽原子力発電所において、昨年の7号機に続き6号機の定期検査工事の売上が計上されるなど次第に収益が好転し、おおむね計画どおりに進行したとしている。
損益面については、作業工数の低減に取り組んだことによりメンテナンス事業の原価率は順調に推移したものの、バルブ事業については海外向け生産量の減少や国内新設プラント案件での厳しい価格競争などから、前年同期に比べ原価率がやや悪化したとしている。
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