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中洲バトルロワイヤル

中洲の募金箱はケタが違う?~萬月・中洲こぼれ話(8)
中洲バトルロワイヤル
2011年4月 5日 13:00

 東日本大震災の発生から3週間が過ぎ、だいぶ人通りを取り戻した感のある中洲。中洲大通りを歩いていると、被災者への義援金をよびかけるボランティアが目に入った。寄付金を集めるにおいて中洲はどうなのだろうか―。

中洲の募金箱はケタが違う 震災が起こるずっと前、中洲の路上でパフォーマンスをする若者たちを取材したことがある。バイオリンを弾いていた大学生は、「お酒を飲んだ帰りの人は、気前がよく投げ銭を入れる」と語った。1万円札がポンと出てくることも珍しくないという。曰く「バイトなんかやってられない」とのこと。そんな話を聞きつけてか、昔に比べて路上パフォーマーの数は増えている。さらに夜遅くまで賑やかな中洲では、どんなにギターをかき鳴らして歌おうが、周辺住民からの苦情といったトラブルがないことも好条件のひとつではあるが。

 本題に戻そう。義援金の募金活動は、中洲の飲み屋でも行なわれている。小生の同志であるMLHグループの土屋社長は、日曜日も営業する「雪月花」でチャリティー企画を実施。午後の7時から8時までの客は「0円」という内容だ。その間、スタッフが募金箱をもって各テーブルを回ったという。わずか1時間で集まった義援金は、なんと10万円。ちなみに土屋社長は、5日から7日まで、熊本や長崎の系列店でもこの企画を実施する予定(詳細は協賛リンクを参照)である。集めた義援金は公共の機関へ寄付するとのこと。

 一方、小生がたまに夕飯を食べる飲食店では、レジ横に募金箱を置いていた。コンビニでもよく見かける光景である。入るのはたいてい飲食代のおつりだろうと思ってしまう。しかし、その箱に書かれてあった、集まった義援金の額に驚いた。震災発生後から2週間で約45万円というのだ。1日3万円超のペースである。
 そこまで多くないその店の集客状況を考えると、募金はおそらくひとり1千円単位で行なわれたものと推測される。

 前述した路上パフォーマーがそうであるように、カネがあるところにはヒトが集まる。そこで今、小生が心配しているのは義援金詐欺。その募金箱は大丈夫ですか? みなさん、くれぐれもご用心を!

【長丘 萬月】


長丘 萬月(ながおか まんげつ)
1977年、福岡県生まれ。雑誌編集業を経て、2009年フリーライターへ転身。体を張った現場取材を通して、男の遊び文化を研究している。


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