5日、(株)トランスジェニック(本社:熊本市、福永 健司社長)は基幹技術である「高親和性抗体作製技術 ― GANP®マウス技術」に関連する基本特許が米国にて成立したと発表した。特許番号は「US7,919,674」。
今回、米国で成立した特許は、熊本大学大学院生命科学研究部・阪口 薫雄教授らにより発明された同技術を広くカバーするもの。
なお同技術に関する特許は、すでに中国で一部成立しているほか欧州、日本、オーストラリア、韓国で成立している。
今回の件による本年度連結業績への影響は軽微で、業績予想に変更はない。
※GANP®マウス技術とは......
GANP(Germinal Center Associated Nuclear Protein)とは、阪口 薫雄教授らにより発見された遺伝子で、抗体を産生するB細胞で発現している。
GANP®マウス技術とは、このGANP遺伝子を過剰に発現させたGANP®マウスを用いて抗体を作製する技術。GANP®マウスで得られる抗体は、親和性や特異性の高いことが特徴で、診断薬や抗体医薬の開発への展開が可能。
トランスジェニックでは同技術による抗体の自社製品開発、および同技術のライセンス供与を行ない、抗体事業収益の柱としている。
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