＜消費者に食品機能の情報開示・提供を＞

　―それでは消費者に対する提言についてはいかがですか。

　石原（茂）　先程来、何度も話が出ておりますが、やはり健康食品を利用するうえで何かしらの効果を期待していますから、機能性表示については表示させるように、消費者サイドからもどんどん行政に言っていただきたいですね。また、とくに年配者の方に多いですが、医薬品的な感覚で、あてがわれたものを受け入れるという傾向がありますが、一歩進めて商品を選択するようにしていただきたい。薬局などで購入する場合は、薬剤師や登録販売者がいますから、細かい部分まで説明を求めるという姿勢が大事ですし、製品を消費者自身で認知、選択することが、先程のGMP認証などの存在や仕組みを理解していただくきっかけになると考えます。"教育法"と定めたアメリカのDSHEA（栄養補助食品健康教育法）のように、日本においても国民への教育、啓発が問われているのではないでしょうか...（⇒つづきを読む）

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