13日、(株)マルマエ(本社:鹿児島県出水市、前田俊一社長)は11年8月期 第2四半期 決算(非連結)を発表した。
当第2四半期累計期間の業績は売上高は前年同四半期比38.7%増の5億9,400万円、経常損失は5,000万円(前年同四半期は経常損失2億1,400万円)、四半期純損失は2億500万円(前年同四半期は純損失1億9,300万円)となった。
なお、事業再生計画および事業再生ADR手続に関連し、固定資産の減損損失を1億900万円、事業構造改善費用として4,100万円を特別損失に計上している。
売上高の拡大と経営改善計画の実施による固定費削減、製造拠点の再配置なども含めた生産面の効率化に取組みによって、営業損失が減少した。
精密切削加工事業のFPD分野では、従来得意としていた大型部品だけでなく小型精密部品の受注と生産が好調だったことや、タブレット型パソコンやスマートフォンなどの需要拡大に関連した第5世代ガラス基板製造装置向けの部品の受注と生産が拡大したことにより前年同四半期累計期間と比較して順調に拡大した。
半導体分野では、主要顧客の生産調整は一時的で、受注が再拡大した。これに加え、タブレット型パソコンやスマートフォンなどのデバイス向け装置部品が急拡大したことにより、半導体分野の受注についても前年同四半期累計期間と比較して順調に拡大した。
太陽電池分野では、低調ながらも次世代に向けた薄膜系太陽電池向け試作品の受注が継続するほか、結晶系太陽電池部品の受注を行なった。
なお装置組立事業については、為替の状況も影響したことから海外案件の受注を停止した。また経営改善計画において精密切削加工事業への本業回帰を掲げていることから、不採算のために受注を見送る案件が多く受注と生産は低迷した。
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