10日、投開票が行なわれた神奈川県知事選挙で、国際医療福祉大学大学院教授の黒岩祐治氏(56)が、170万を超える票を獲得し、初当選した。黒岩氏に対し、選挙前に行なったインタビューを掲載する。
<健康食品には判断基準を作るべき>
父の闘病体験をきっかけに統合医療の研究を始めましたが、統合医療には様々な治療法があり、混然一体となっています。ある地方で古くから受け継がれてきた民間療法もあり、海外から伝わってきたハーブ療法、そして健康食品を使った代替医療などがあり、中には「これはちょっと」と首を傾げたくなる療法もあります。健康食品は相変わらず根強い人気を見せていますが、まだまだ玉石混交なので、善し悪しを判断する基準が作っていく必要があります。それができない限り、健康食品は先に進めないのではないでしょうか。
父がお世話になった漢方も、政治的な思惑が絡んだ問題を抱えています。漢方は、もともとは中医学として中国で生まれたものですが、朝鮮半島に伝わって「韓方」となり、日本に来て和漢薬、そして日本の「漢方」となり、それぞれ独自に発展して違った形の医学を築いてきたわけです。
近年、伝統医学を見直そうという機運が世界的に高まっており、それ自体は評価できるんですが...(⇒つづきを読む)
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