企業経営は熱意だけではいけない。冷静な判断、リスクのヘッジ・テイクの選択、万が一のための備え。多方面から知恵を巡らせ、あらゆる対策を講じておかなくては事業を長く繁栄に導くことはできないのだ。そんなとき、経営者の側に専門家がいたら、別の切り口からのアドバイスが受けられるかもしれない。かつて、専門職としてその能力のみが求められていた資格士たちも、今では多角的な経営アドバイザーとして活躍の場を広げている。福岡の若いサムライたちに資格士の将来を聞く。
―まずは士業の現状についておうかがいします。価格競争に突入しているとの話もささやかれておりますが、実際にはいかがでしょうか。
阿比留 大きな二極化の流れが生まれてきていると思います。高度に専門的なことをやるグループと、非常にローコストで仕事を請けるグループ、この2つに分かれつつあります。その原因として考えているのが、ひとつはネットの発達です。個人による情報発信が簡単にできるようになりました。税理士でも会計士でも自分でブログを書いたりホームページをつくったりして、知識がどんどん世の中に放出していくようになってきています。誰でも簡単に専門家の知識を知ることができるようになったおかげで...(⇒つづきを読む)
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