―安売りができる部分は価格競争になっていく、これは自由競争の波に士業も飲み込まれているということでしょう。ただ、それでいいのか、という問題はあろうかと思います。
田中 本来、弁護士を含む士業の仕事は、本当の自由競争というものはそぐわないように思います。とくに弁護士に関していえば、たとえば自由競争してもいいということになったならば、自分のご飯を食べなくてはいけないから貧乏人の事件は受けられません、あるいはお金持ちの味方をしますよ、という話になってしまうかもしれません。実際には弁護士はそんな人はほとんどいませんし、皆さんポリシーや正義を持ってやっています。拝金主義に傾くことは、あまり良いことではないでしょう。そうは言っても、適度な競争はあっても良いと思います。
ただ、その競争は価格ではなく...(⇒つづきを読む)
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