15日、ジェイエムテクノロジー(株)（本社：福岡市博多区、植木 一夫会長兼社長）は11年２月期 決算（連結）と10年４月15日に公表した業績予想の修正を発表した。

■11年２月期 決算（連結）

　売上高は前年同期比5.3％減の30億7,653万4,000円、経常利益は同比130.0％増の6,958万7,000円、当期純利益は2,730万1,000円（前年同期は当期純損失734万4,000円）となった。
　積極的な受注活動を行なうとともに、各種経費の見直し・削減に努めたとしている。

　IT事業では、売上高は前年同期比20.1％減の20億947万8,000円、営業利益は同比15.2％減の１億4,334万3,000円となった。
　シンガポールにおける子会社の設立、市場調査・開拓など、海外事業開始にともなう初期的費用を計上している。
　ITインフラの構築・設計支援、業務系を中心としたWeb系システムの開発などの分野を中心に、既存の顧客との取引拡大に注力した。また、100％子会社であった(株)ソフトラインを吸収合併し、グループ内の人材・情報を一元化と経営資源の効率的活用を図るとともに、シンガポールに子会社 JM Singapore IT Solutions Pte. Ltd. を設立し、アジア市場における事業展開を開始した。
　しかし、景気の先行き不透明感による顧客の情報化投資の縮小や、大型案件の終了などの影響があったとしている。

　半導体事業では、売上高は前年同期比45.0％増の10億6,705万6,000円、営業利益は同比72.8％増の１億3,143万3,000円となった。
　引き続きアプライドマテリアルズジャパン(株)からの受注の確保を図るとともに、国内半導体メーカーからの直受け業務の拡大や部品販売などの強化に注力したとしている。

　なお、12年２月期（11年３月１日～12年２月29日）の連結業績見通しは、売上高は前年同期比4.0％増の32億円、経常利益は同比8.4％増の7,500万円、当期純利益は同比14.7％増の3,100万円を見込むとしている。

■11年２月期 通期 個別業績予想数値の修正（10年３月１日～11年２月28日）

　前期については厳しい事業環境が続いたものの、主要顧客への積極的な受注活動に注力し、各種経費の削減・見直しに努めた結果、個別業績においては当初の予想を上回る見通しとなったとしている。

【売上高】
　前回発表予想：31億2,600万円
　今回修正予想：29億8,700万円
　増減額：▲１億3,900万円

【営業利益】
　前回発表予想：4,900万円
　今回修正予想：7,700万円
　増減額：2,700万円

【経常利益】
　前回発表予想：6,200万円
　今回修正予想：9,200万円
　増減額：2,900万円

【当期純利益】
　前回発表予想：2,900万円
　今回修正予想：4,100万円
　増減額：1,100万円

▼関連リンク
⇒ジェイエムテクノロジー株式会社

*記事へのご意見はこちら

※記事へのご意見はこちら