九州大学 大学院工学研究院 建設デザイン部門 教授 大塚 久哲 氏
1カ月前に東日本を襲った、未曾有の大地震と大津波。今なおその爪痕は生々しく残っている。これまで行なわれてきた防災の意味、今回のことを教訓に私たちが取り組むべき防災の姿とは―。九州大学大学院工学研究院の大塚久哲教授に話をうかがった。
<防災に必要な取り組み>
―耐震化の必要性については、どうお考えですか。
大塚 福岡では小学校を始め、耐震化が進められています。これに関しては早く100%になるように頑張ればいいと思います。戸建住宅に関しては、全体を耐震化するのには多大なお金がかかるため、一部屋でも筋交いを入れるなどして、耐震化した部屋を作ることで、いざというときのために備えることができると思います。
また、水道管の耐震化は効果的な対策だと...(⇒つづきを読む)
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