19日、安川情報システム(株)(本社:北九州市八幡西区、清水 喜文社長)は11年3月期 決算(連結)を発表した。
当連結会計年度は売上高は前連結会計年度比9.7%減の120億6,300万円、経常損失は2億9,600万円、当期純損失は4億5,600万円となった。
なお、訴訟関連損失を計上している。
ビジネス・ソリューション事業では、受注高は前連結会計年度比1.9%増の50億4,700万円、売上高は同比6.2%減の50億2,100万円となった。
企業向けビジネス・ソリューションでは親会社(株)安川電機のIT投資による受注もあり、また非製造業分野での新規案件獲得もあったものの、移動体通信事業者向けシステム構築においては受注規模縮小の影響により売上が減少した。
組込制御ソリューション事業では、受注高は同比6.0%増の33億7,800万円、売上高は同比4.6%増の34億1,400万円となった。
生産ライン管理などのFAシステム、駅務機器や車載向け組込ソフトが低調に推移したものの、メカトロ機器は企業の設備投資回復を背景に徐々に改善しつつあり、また、医療機器向け組込ソフト、倉庫物流向け制御システムや列車運行シミュレータも堅調に推移した。
医療・公益ソリューション事業では、受注高は同比19.5%減の11億2,800万円、売上高は同比27.1%減の11億3,300万円となった。
自治体向け情報通信基盤構築は低調に推移し、医療機関向けソリューションサービスも低調に推移した。
プロダクト事業では、受注高は同比11.3%減の27億2,100万円、売上高は同比21.7%減の24億9,400万円となった。
情報通信機器分野では情報端末機器などの需要が堅調に推移したものの、インターネット・セキュリティ関連製品は前年度の反動もあり、需要が大幅に減少した。
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