21日、黒崎播磨(株)(本社:北九州市八幡西区、浜本 康男社長)は TATA STEEL LIMITED (本社:インド共和国マハーラーシュトラ州ムンバイ、代表: H.M.Nerurkar、以下「 TSL 」)から TATA REFRACTORIES LIMITED (以下「 TRL 」)の株式を取得し、子会社化(TSLと共同経営化)すると発表した。取得予定日は5月末。
取得する株式の割合は51%で、契約価額は57億6,100万ルピー(約104.5億円)。取得後の TSL (間接保有含む)の TRL 株式所有割合は26.5%となる。
TRLは、親会社である TSLなどインド国内鉄鋼業界向けを中心に耐火物の製造、販売を行なっており、インドにおいては最大手の耐火物メーカーで、今回の子会社化によりインド国内に製造拠点・営業体制を確保し、拡大する同国の耐火物マーケットでの拡販、東南アジア、中近東、欧州への拡販拠点、また将来的には日本向けの安価品供給基地、さらには耐火物原料の調達拠点としての活用を図るとしている。
なお、 TRL は黒崎播磨の連結子会社となる予定。12年3月期の連結業績見通しは現在算出中で、連結子会社化による業績への影響は現時点では不明としている。
<TATA REFRACTORIES LIMITED 概要>
[本社]
インド共和国ウェストベンガル州コルカタ
[主要工場]
インド共和国オリッサ州ベルパハール
[代表]
Managing Director A.K.Chattopadhyay
[事業内容]
耐火物の製造、販売
[資本金]
2億900万ルピー(10年3月期)
[設立年]
1958年
▼関連リンク
⇒黒崎播磨株式会社
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