関門トンネルは全長3,461m(うち海底部分760mで海面下56m)で、本州と九州をつなぐ海底トンネルとして掘削。太平洋戦争による中断を経て1958年3月9日に開通している。平日の1日平均通行量は3万4,000台、海底トンネルのためタンクローリーなどの危険物積載車両は通行できない。
開通後50年を経過したことから3カ年計画で大掛かりなフレッシュ工事をし、昨年12月17日に終了した。通行料金は維持管理有料制度を根拠として徴収しており、料金の徴収期限は設定されていない。2006年4月1日より「維持および修繕に要する費用を勘案した料金」に見直され値下げとなり、現在下記の料金となっている。
リフレッシュ工事により明るくなったためか最近無灯火の車が多くなっている。西日本高速道路下関事務所および門司警察署に無灯火通行について照会したところ、「安全管理上点灯が望ましいが、法令の上では無灯火に罰則はない」との回答があった。
(1)対向車の中には大型のトラックも無灯火で走行しており危険を感じることがある。
(2)カーブや下りもあり、バックランプの灯りがない場合追突する可能性が高くなる。
(3)タンクローリーなどの危険物積載車両の通行を認めていないトンネルであり、事故防止の徹底を図るためにも、 下関側や門司側の出口に「点灯せよ」の標識の掲示が必要と思われる。
【北山 譲】
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら