福岡市が管理する市民センターや体育館などの公共施設で、飲料メーカーが市に支払う自販機の設置料が、最高で年120万円ぐらいであることがわかった。
同市によると、市の施設の一部で、昨年(2010年)の設置分から、自販機の設置に入札制度を導入。最低価格は、1m2で月1,800円程度だが、人の出入りが多いところなどで落札価格が120万円ほどになっているところもあるという。
業界関係者によると、「年120万円では赤字になるが、資本力のある大手が広告の意味合いで高額の落札をしているようだ」という。この制度は、財政再建の一環として、福岡市以外の自治体でも現在、導入が進んでおり、福岡市では「売上の多いところから導入を始めている」とのこと。
【行政取材班】
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