26日、上告が棄却され懲役2年6カ月の実刑が確定し、収監される見通しとなったライブドア元社長の堀江貴文被告は、同日午後5時から自由報道協会主催の記者会見を東京都内で開き、その心中を語った。
堀江氏は「たとえ粉飾が事実だとしても、処分については不条理だなと思う。世のなかは不条理に満ちているが、これが世のなかの真理だ。僕ができるのは、世のなかが不公平であることを世の中に訴えていくこと」とし、今回の判断に対し改めて無罪を主張した。
また、「(ライブドア事件のせいで)株式市場はズタズタになり、個人投資家は株式市場から離れていった。こんなことをして、誰の得になるのか。我々を潰すことで経済に影響があることは検察も予想していただろうが」としたうえで、「もう我々のような事例はつくらないでほしい。経済をつぶさないでほしい。もう手遅れだけど...」と訴えた。
今回の件で福岡の若手経営者数人に話を聞くと、「堀江氏をつぶしてしまったのは大きな経済的損失だ」「"これから頑張ろう!"と思っていた若手経営者の気持ちを萎えさせてしまった」といった声が聞かれた。
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