東日本大震災からはや1カ月が経過した。ここ遠く離れた福岡においても、予期せぬ自然災害に備え、緊張感が高まっている様子がうかがえる。そのなかで、最優先に考えるべきことは被害が起きてからどう生活をするかではなく、被害をどう最小限にとどめるかということである。いざ、地震が起きてからでは遅い。その前に我々ができる準備とは何か。(株)住環境工房らしんばん代表取締役で(社)福岡市耐震推進協議会会長の白水秀一氏に、住宅の耐震問題についてうかがった。
<補助金制度の周知が課題>
―耐震については補助金の制度もあります。昨年度は最大70万円の補助金がついていたと思いますが、現在の福岡市の補助金制度についてお聞かせください。
白水 たしかに、今年1月から3月にかけては、国の補正予算の関係で時限的に最大70万円の補助金制度がありました。しかし...(⇒つづきを読む)
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