JAF 福岡支部(長島 健博支部長)では2月1日から3月31日までの2カ月間、カギの閉じ込みのロードサービス救援出動状況を調査したところ、福岡県内では「カギの閉じ込み」による出動は2,860件(前年3,150件)で、そのうち『幼い子どもが自動車の車内に残されたままの「カギの閉じ込み」』は全国最多となる73件(前年同期62件)であることが判明した。
また九州管内での「カギの閉じ込み」は6,613件(前年7,595件)、そのうち『子どもを車内に残されたまま』は137件(前年161件)となっている。
『カギの閉じ込み』の理由は「カギを車内に置いて自分でロックした」「トランク内にカギを置き忘れた」ケースが多く、また車内にいる子どもが「ドアをロックしてしまった」「リモコンキーを操作してしまった」などのケースもあった。
<さわやかな日差しでも車内は高温に>
昨年、福岡支部が実施した「車内温度測定実験」では、気温25度程度でも、閉め切った車内は50度以上に達し、ダッシュボードにいたっては約75度にのぼることが分かった。
過ごしやすい季節でも車内に幼い子どもを残すことは大変危険で、「子どもが眠っているから」「すぐにもどるから」といったドライバーや保護者の思い込みが、幼い子どもの熱中症事故を引き起こす原因のひとつとなっている。
JAFでは、たとえわずかな時間であっても幼い子どもを車内に残すことは絶対にしないよう、呼びかけている。
※カギを閉じ込んでしまった場合は落ち着いてJAFへ連絡を。子どもが車内に残されている場合は、必ずその旨を受付者に申し出を。
詳しくは全国で福岡県が最も多い!「カギも 子どもも 車内に閉じ込めた」件数、2ヶ月で73件(JAF 地域情報)へ。
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