破産手続開始決定 負債総額 約29億7,000万円
3月29日、同館は佐賀地裁唐津支部から破産手続開始決定を受けたことが判明した。破産管財人は稲津高大弁護士(稲津高大法律事務所、唐津市千代田町2109-80、電話:0955-73-2748)。負債総額は約29億7,000万円が見込まれる。
同館は、戦後間もない1946年に創業した佐賀・唐津地区では有数の老舗旅館。本館「城内閣」(26室)に加えて別館「城内ホテル」(24室)、また佐賀市内のビジネスホテル2施設や居酒屋「お魚天国」などを経営し、2001年12月期には約15億円の売上高を計上していた。
しかし、07年以降は、景気低迷による宿泊者の減少で売上高が減少。09年には10億円程度にまで売上高が減少し、09年12月15日に事業停止の発表がなされた。その後、10年1月10日には閉館する旨を公表。事後処理を弁護士に一任し、破産手続きへ移行していた。
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