2010年の化粧品国内市場は、デフレや円高などの影響もあり、生産は減少となったが、出荷金額は3年ぶりに増加した。これは原料価格の上昇が理由の一つとみられるが、市場には回復の糸口が見えてきた。化粧品大手の決算では、3社が増益となったが、国内市場より、海外市場での躍進が、収益を押し上げた形となった。
<化粧品生産は0.6%減、出荷金額は2.1%増>
経産省が発表した「化学工業統計」によると、2010年の化粧品の生産は前年比0.6%減、在庫は同1.7%減となり、ともに3年連続の減少となった。一方、化粧品出荷金額は、同2.1%増の1兆4,199億5,700万円となり、3年ぶりに回復した。
品目別に生産をみると、「香水・オーデオコロン」は同5.4%増と2年ぶりに増加、「頭髪用化粧品」は同5.6減と3年連続で減少、「皮膚用化粧品」は9.2%増、「仕上用化粧品」は0.15%減と2年連続で減少、「特殊用途化粧品」は19.9%増と2年ぶりに増加した...(⇒つづきを読む)
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