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吹きだまりの政治文化に風穴をあけたい~福岡県議会議員・椛島徳博氏(中)
政治
2011年5月 9日 07:00

<「信なくば立たず」を信条に>

 ―厳しい秘書生活の経験をふまえ、今後議員としてどういう政治姿勢で臨みますか。

椛島 徳博 県議 椛島 「信なくば立たず」とリーフレットにも書いていますが、政治への信頼をどう取り戻していくのかが重要だと思います。そのためには、政治家自身が謙虚に市民の声に耳を傾ける、その姿勢、そして市民の要望・願いをひとつでも、少しずつでも実現するために誠心誠意取り組んでいく姿勢が信頼をとり戻していく第一歩だと思っています。

 「謙虚に、真面目に、誠実に!!」を、私のキャッチコピーにしました。「それはキャッチコピーじゃなくて当たり前のことじゃないか」という声をたくさんいただきました。しかしこの当たり前のことが当たり前にできていないのが今の社会ではないかと思います。そうなった責任は政治に大きくあると思いますから、その姿勢が何よりも大事だと思っています。

 もうひとつは、今の世のなか、不満、不安、不信がいっぱいです。社会が求めているのは、安心と信頼です。なぜこんな息苦しい世のなかになったのかというと、感謝やいたわりの心、思いやりが社会全体に欠けているからだと思います。感謝やいたわりの心、思いやりの心を政治のなかに吹き込みたいと思っています。

<吹きだまりの柳川に風を>

 ―県南・柳川地区で力を入れていく政策はどういうものでしょう。

 椛島 新柳川市は旧柳川市と旧大和町、旧三橋町が合併してできましが、文化が全然違います。私の出身地は旧柳川市でも三潴郡から切り離されて合併した地域ですから独特な地域です。社会人になったころ、ある学者から「柳川は吹きだまりなんだ」という言葉を聞かされました。要するに北から南に突き当たった地域は堤防で広がってきた所だから、そこに関係のない人は、北から南へは来ない、突き当たった地域は吹きだまった文化が形成されているということです。「吹きだまり」と言われたときは反発しましたが、実際はそうなんです。だから40年前頃に有明海の湾岸に道路を造って、人とモノの交流だけではなく文化の交流ができるインフラ整備の必要性が語られてきたわけです。

 ―筑豊や大牟田は旧産炭地振興策があっても柳川は独立独歩でいけということで見放されていた地域ということでしょうね。

 椛島 そうですね。県南のことと言えば産炭地対策で大牟田には目が届くが有明海のことは関係ないという話ですね。今、工事中ですが、いわゆる「有明海湾岸道路」構想というものが、いつのまにか「沿岸道路」に変わり、構想されていた南側の幹線道路が北側に押し上げられてしまいました。橋や道路が造られることで、人とモノ、文化が交流できることの意義をどれだけ県政の場で語られ、訴えられてきたのかどうか疑問に思っています。

(つづく)

【文・構成 中村 豊】

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