6日の福津市に続き、8日には八幡西区でも発砲事件が発生した。とくに建設業関係者が被害者となった福津市の事件については、建設業界からの注目度も高い。ただ、捜査する県警が的を絞れているかというと、必ずしもそうではないようだ。
あるゼネコンの営業所を訪れた警察職員は「暴力団から脅された建設会社の話など聞いていませんか?」といった漠然とした質問に終始していたとのことで、ゼネコン職員も「協力しようにも答えようがない」「今回の事件と関係があったのか?」と苦笑することしきりであった。
葬祭業者や百貨店などに対する指導を通じた兵糧攻めも良いが、われわれ住民の安全感覚からすれば個別事件の捜査と犯人検挙が最優先であって欲しい。「重箱の隅をつついている」(先のゼネコン関係者)との皮肉を覆すだけの活躍を期待したい。
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