<まずは年間1名の誘い達成を!!>
ライオンズパーソン一人ひとりが世間様から評価を受けられる行ないを展開しなければならない。その集積として「ライオンズブランディング」に成功することに繋がる。そのスピードを加速化させるには一人ひとりのライオンズの仲間が年間、1名の会員獲得に挑戦し成功することこそが有効な手立てになる。「俺ははもう70歳になった。声をかけるのが年寄りばかりだ」と愚痴をこぼすのを耳にすることがある。「ライオンズメンバーなら年間1名の勧誘は容易ではないか」と思う。
どうであれ新規会員が誕生すればクラブが活性化されることは間違いない。定例会で新入会員の紹介があると参加者自身が身を引き締める仕草をする。これは非常に重要なことである。30、40代の若手を重点的に勧誘する。この世代が5名以上増えると彼らが元気に活動するようになる。組織が一挙に活力を漲らせるようになり頼もしい雰囲気が醸しだされるようになるとシメタものだ。そうなると若手の会員たちが同世代の仲間をオルグ(歓誘)してくれるようになる。
最近、幹事として他クラブとの交流会議に参加することがある。20名規模のクラブも珍しくない。「運営が大変だろう」と同情する。やはりクラブ運営の適正規模は正会員50名であろう。福岡博多ライオンズクラブは優待会員を含めてどうにか50名に達している。ここをひと踏ん張りして正会員50名への組織拡大運動が望まれる。ここまでくればライオンズクラブの先輩古参メンバーも先行きに安堵感を持たれるだろう。加えること正会員の平均年齢を50代に押さえる努力が緊急不可欠だ。その為にも若手勧誘の手を緩めてはならいのである。
<若い人材の発想で新たな社会貢献活動を模索>
入会を勧めるだけでは問題の解決にはならない。入会後のライオンズ教育のフォローが貴重だ。1年間、福岡博多ラインオンズクラブの幹事という大役を務めさせて頂いた。63歳のこの年になって本当に学び自己研鑽できたことには深く感謝する。しかし、一方ではライオンズクラブに対する自分の無知さには赤面の恥さらしを感じた。「よくまー、ライオンズクラブの知識もないくせに厚かましく幹事を務めたものだ」と自己嫌悪に陥った。
今期8名の方に入会頂いたが、フォロー教育の重要さを痛感した。先達てわがクラブの古参ライオン・清家謙次指導力育成委員長が「ライオンズクラブのあれこれ」の講話をされた。この講習を受けた新人のクラブ会員たちは「今まではライオンズクラブの用語ひとつ理解できていなかったので不安だった。今日の講習でよーく理解できた。自信を持って活動できる」と所感を述べ感激に浸っていた。
このフォロー教育を踏まえて若手の会員をクラブの役職にドシドシ抜擢させる。そして活躍の場を与えていく。その経験を踏まえて「現代のライオンズクラブの社会貢献のあり方」の意見を具現化させる。さらに実行する段階に踏みこんでいく。このように各クラブが若手人材の英知を結集した新しい多様な社会貢献活動を展開していけばライオンズクラブの活性化は自ずと達成されるのではないか。
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