<テルウェル西日本のお粗末なサービス>
先日親戚の叔父が急きょ亡くなり葬儀に参列することにした。その折息子たちの名前で弔電を打つことになり、115番のテルウェル西日本に申込みをした。葬儀場の住所、喪主名、電文内容などを伝えていた家内が、「台紙は『1万円から』と言っているが、いくら位の値段にしますか」と言ってきた。当方はせいぜい2,000円から3,000円までと思っていたので、金額の落差があまりにも大きいので電話を代わった。オペレーターに「1万円からと言っているが、何を根拠に言っているのか」と聞くと「マニュアルに従って、『1万円から無料まで』と説明している。後は顧客の判断で金額を決めてもらう」との1点張りであった。
オペレーターに上司に取り次ぐように依頼すると、115受付チーフと名乗る女性に替わったが、「マニュアルに従い『1万円から無料まで』となっている」とのオウム返しの返答であった。その後女性マネージャー、男性の115センター長、男性の電報サービスセンタ―長などが次々に応対に出たが、いずれも「マニュアル化しており問題はない」との繰り返しであった。ちなみに家内は「1万円から」が強烈に刻まれて、「無料」の言葉は聞こえなかったとも言っている。
そもそも一般の個人が葬儀に参列する場合、地域の風習にもよるが親戚以外の香典料は3,000円から10,000円ぐらいではないだろうか。
その点弔電は、通夜や告別式には出られないが弔意を表すために打つものである。そうであれば「無料から1万円までの台紙があります。台紙を含めた弔電の平均価格帯は2,500円程度です」と説明することが本来のサービスではないだろうか。
北九州市消費者センターにこの件を伝えると、「今回の件は違法ではないが、『無料から1万円まで』と言うべきであり、サービスの点からお粗末である」との回答が寄せられた。
電話による「振り込み詐欺」などの悪質な犯罪が後を絶たない折、NTT系列のテルウェル西日本は、消費者目線に立ったきめ細やかな対応を率先垂範すべきではと思う。
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