「非行少年更生支援ネットワーク」の発足式を兼ねた勉強会「非行少年更生支援ネットワーク会議」が5月8日、福岡市立中央市民センター3階ホールで開催された。参加者は200名を超え、就労支援を軸とした非行少年の更生支援に今後大きく弾みがつきそうだ。
会では、北九州市戸畑区や小倉北区でガソリンスタンドを営み、非行少年の雇用実績で全国的にも有名な(有)野口石油の野口義弘氏の講演や、就労の機会を得て更生を目指す少年らの体験談などが披露され、中小企業経営者を含む多くの観客から温かい拍手が送られていた。参加した経営者のひとりは「やんちゃで気骨ある若者の後押しは、見ていて楽しいですよ。私を育ててくれた社会への恩返しでもあります」と語り、盛会を喜んでいる様子であった。
同ネットワークは今年1月の準備段階から会合を開催。当初は加盟20社の勉強会に過ぎなかったが、参加企業の力添えに加えて約150社が加盟する福岡県連合協力雇用主会などと協力関係を作り、急速に支援の輪を拡大していった。発起人のひとりである知名健太郎定信弁護士(七燈法律事務所)によると、同ネットワークは今後も支援の輪を広げるべく協力企業を募り、定期的に勉強会を開催していく方針であるという。詳細は下記のパンフレットを参照。お問い合せは、七燈法律事務所(福岡県福岡市中央区渡辺通4-10-10紙与天神ビル2F、電話:092-731-0710)まで。
▼参照記事
・就労支援で非行少年の更生を~弁護士が支援団体を設立
・「非行少年更生支援ネットワーク会議」が正式発足~中小企業経営者の社会貢献
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