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環境問題から「オール福岡の視点」へ~民主県政クラブ・原中誠志 福岡県議
政治
2011年5月18日 11:23

 「オール福岡の視点から地方行政を動かす」と、福岡市中央区から4月10日執行の福岡県議選に立候補した民主党の原中誠志氏(52)。その結果、次点に469票差という僅差で初当選を決めた。今回、民主党福岡県連は、全国的に吹き荒れた政党への逆風のなか、会派の議席をふたつ増やし22議席とした。同県連幹事長の吉村敏男県議は、原中県議を同選挙における「キーマンのひとり」として、健闘を讃えた。中央区において民主党が県議の議席を獲得したのは原中県議が初である。

原中 誠志 福岡県議 選挙戦のなかで原中県議は、逆風を感じるとともに福岡県議会と有権者の隔たりを感じたという。「県議会議員はどういった仕事をしているのか?」。政令指定都市から選出される県議会議員は、よくこのような質問が寄せられる。政令市の県議に対する不要論や議員定数削減の第一の対象とするような声もある。こうした声に、原中県議は、政令市の県議だからこそ、県全体のことを考えることができ、全体のなかから自分の選挙区の存在を見ることができると力説する。それが「オール福岡の視点」だ。

 過去、原中県議は、産業廃棄物(以下、産廃)の不法投棄問題に挑んだ経験を持つ。そのなかで福岡市の港に一旦集積され、飯塚市の処分場へと運ばれる産廃の流れを追った。何十台という闇トラ(無許可の運送トラック)が夜中に福岡市から続々と出て行く姿を目撃し、強い問題意識を覚えた。
ゴミひとつとってもひとつの地域では完結していない。水、電気、食糧など、さまざまなものが自治体の境界を越えて行き交っている。「県内の自治体に広がったネットワークを活かし、福岡市・中央区の発展のために全力で働きたい」という原中県議。県議会議員として今後も産廃の問題に取り組みたいと取材に対して熱く語った。県議会の常任委員会では、厚生労働環境委員会に所属する。

 また、その活動の重要性を県民に理解してもらうためにも、間口を開く議会改革が必要だと原中県議は考えている。そのひとつが、県民が傍聴または、インターネットで視聴しやすい土日、もしくは夜に議会を開くというアイディアだ。また、県議会において、一般質問の回数や内容で判断する通信簿制の導入も考えている。
 17日夜、原中県議の後援会が、福岡市内で政治資金パーティーを開いた。定員100名の会場は満席となり、母校の先輩、企業経営者などの支援者が皆、原中県議の誠実な人柄と姿勢を讃えた。接戦の末の勝利だけに、次の選挙では1期4年の内容が問われるとの叱咤激励もあった。

 議会改革が盛んに言われる昨今、実態から離れたイメージによって、本当に必要なものまで削られるようになってはいけない。そのためにも、まずは政治家には情報の発信力が求められるだろう。より多くの人が納得する形で議会改革が行なわれるよう、原中県議の健闘に期待したい。

【県政取材班】


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