きょう(18日)、みずほ銀行とみずほコーポレート銀行が合併を検討していることが報じられた。みずほ銀行は今年(2010年)3月、企業決済や給与振込みなど116万件の決済を滞らせた大規模なシステム障害を発生させた。システム障害の損失額は30億円にのぼり、同行の西堀利頭取は責任をとって辞任するという。
体制の刷新を目指しての合併とのことだが、その引き金をひいたのが今回のシステム障害。その原因は、3月11日の東日本大震災発生を受けて、寄付金口座へ大多数の振込みが行なわれたこととされている。みずほ銀行はシステム障害において、2002年にも"前科"があるが、メガバンクを窮地に追いやるほどの人情こそ、まさに「想定外」と言えるのではないだろうか。
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら