18日、(株)マルマエ(本社:鹿児島県出水市、前田 俊一社長)は11年4月度の月次受注残高を発表した。
4月末の受注残高の状況は、精密切削加工事業の半導体分野において3月期末要因の需要が落ち着き受注は停滞したものの、FPD分野において受注が順調に拡大し、対前月増減率13.4%減の1億6,474万9,000円となった。
現在の受注状況は、精密切削加工事業のFPD分野においてタブレット型パソコンやスマートフォン向けタッチパネルや、有機ELディスプレイ製造装置部品の活況が続き、受注残高は対前月増減率で50.8%増、対前年同月増減率では11.2%増の1億3,141万1,000円となった。
また半導体分野では、タブレット型パソコンやスマートフォンなどのデバイス関連で急増した案件が一旦落ち着き、対前月増減率40.1%減となったものの、対前年同月増減率は13.8%増の3,066万6,000円と堅調に推移した。一方、太陽電池分野の受注については主だった動きはなかった。
なお、装置組立事業については、事業方針として精密切削加工事業を中心とした本業回帰を掲げていることから、自社社内生産を停止するなど、受注は縮小傾向にあるとしている。
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