石油情報センターのまとめによると、16日時点のレギュラーガソリンの給油所店頭価格(全国平均)は、対前週比で1.1円安い1リットル151.1円。原油価格の反落で石油元売り各社が卸価格を引き下げたことによるとされる。とはいえ、庶民の感覚からすれば「150円台は高い」というのが正直なところではないだろうか。
ところで、街を歩けば閉鎖されたガソリンスタンド(GS)をよく見かける。小規模経営のGS淘汰とセルフ化の傾向はいまだ続いており、北九州市戸畑区を例にとると、1995年に32店舗あったものが現在7店舗にまで減少している。
原油の輸入自由化や元売り各社の再編、原油価格高騰などに加え、長引く景気低迷もあってここ15年ほどの業界環境は悪化するばかり。地区的な要因もあるが、先に述べた戸畑区の店舗数は激減といえる状況だ。もっとも、裏を返せば、生き残ってきたGSは、それだけ特徴的な経営をしているということにもなる。
顧客を引き付けて離さない魅力的なサービスを提供しているところも少なくない。そんな視点で普段利用しているGSを見てみるのも面白い。
【発信!北九州】
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