17日、臨時会が開かれ、正副議長が決定した福岡市議会。議長は、39票を獲得した自民党市議団の森英鷹市議(東区)である。森議長を除けば、自民党市議団と公明党市議団は合計31議席となり、定数の半分となる。過半数まであと1議席なんとしても欲しいところ。
そこで再び、無所属の橋田和義市議(中央区)に注目が集まる。既報の通り、橋田市議は、自民党の早麻清蔵 前県議の後ろ盾で、引退した自民党の石村一明前市議の後継新人に競り勝つ形で当選した。長年苦楽をともにした仲間の縄張りを荒らされたことに対し、ベテラン市議からは強い反発があった。
しかしながら、新たに改編された福岡市議会の会派控室の配置に目をやると、橋田市議は10階の自民党市議団の会派控室にすっぽりと飲み込まれたような形で存在している。他の会派からは「何だかんだ言って、会派に入れるつもりだろう」との憶測が飛ぶ。一方、自民党関係者からは「今回のしこりは、決して解消できない」との反論。
しかし、1期目で経験の浅い橋田市議に対し、「たとえ会派に入れずとも、にらみを利かせて言いなりとすることはできるだろう」との見方もある。
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