今年3月末日、突如として事業を停止し、任意整理の手続きに着手した老舗フグ仲卸業の(株)なかお(本社:下関市彦島、代表:中尾孝氏)。同社はリーマン・ショック以降の経済状況の悪化により販売が落ち込んでいたなか、3月に発生した東日本大震災の影響で4月以降の資金繰りのメドが立たないと判断し、今回の措置となった。
同社は1927(昭和2年)年に中尾商店として創業、66年9月に法人化された下関の「ふく」のブランド化に先駆的に取り組んだ老舗企業であった。
負債総額は、金融機関の借入金と下関唐戸魚市場(株)の買掛債務などを併せて7億円内外が見込まれている。
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