西部ガス(株)(本社:福岡市博多区、田中 優次社長)は6月1日から、ガス発電・給湯暖房システム(1kW家庭用ガスエンジンコージェネレーションシステム)「ECOWILL」の新型機を発売する。
「ECOWILL」は、クリーンな天然ガスで発電した電力を家庭内で使用するとともに、発電時に発生した排熱を給湯やガス温水式床暖房、ガス温水式浴室暖房乾燥機などに利用するエネルギー効率の高いシステム。2003年3月の発売以来、西部ガスでの累計販売台数は11年4月までに4,000台を超えており、また10年度からは太陽光発電システムとの組み合わせによる"W(ダブル)発電システム"としての設置も進んでいる。
今回発売される新型「ECOWILL」は、本田技研工業(株)が開発した1kWガスエンジンに西部ガス、東京ガス(株)、大阪ガス(株)、東邦ガス(株)、(株)ノーリツが共同で開発した排熱利用システムを組み合わせたもので、現行機と比較して発電効率・総合エネルギー効率を大きく上げることで、環境性と経済性が向上し、さらに本体の小型化などにより設置スペースを低減したとしている。
[性能]
発電出力 1.0kW
排熱出力 2.5kW
効率
発電効率 26.3%(LHV※)
総合効率 92.0%(LHV※)
貯湯タンク容量 90L
[寸法]
ガスエンジン発電ユニット H750mm×W580mm×D298mm
排熱利用給湯暖房ユニット H1,690mm×W720mm×D300mm
[重量]
ガスエンジン発電ユニット 71Kg
排熱利用給湯暖房ユニット 83Kg
[希望小売価格]
82万2,570円(税込・設置工事費別)
※燃料の持つ発熱量から、燃焼によって生じる水蒸気の潜熱を含む場合をHHV(高位発熱量)、含まない場合をLHV(低位発熱量)として発熱量を表す(対比:HHV=高位発熱量基準、HHV≒0.9×LHV)
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