26日、農林水産省は、3月11日に発生した東日本大震災による被害状況を発表した。それによると、農林水産関係の被害額は、25日午後5時時点で判明している分で1兆7,769億円。内訳は、水産関係8,952億円、農地・農業用施設7,137億円、農作物など502億円、林野関係1,178億円となっている。ちなみに、過去の震災における同被害額は、新潟県中越地震(2004年)1,330億円、阪神・淡路大震災(1995年)900億円。
また、同震災に伴う津波により、漁船2万727隻が被害を受け、被害額は1,384億円。漁港施設では319カ所が被害を受け、その被害額は6,442億円であるという。同発表によると、東北3県の主要水産物の生産量における全国シェアは、2009年のデータで、養殖わかめ79%、養殖かき29%、さんま32%。これらの水産物に関して、市場に影響が出ることが推測される。
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら