ヤヨイ食品(株)(本社:東京都港区、藤嶋照夫社長)は、東日本大震災により壊滅的な被害を受けた宮城県気仙沼市の工場を福岡県大牟田市へ移転する。同震災で被災した企業が九州に工場を移すのはこれが初。
同社は、1947年6月、静岡県で設立された冷凍食品メーカー。宮城県気仙沼市では54年8月に缶詰工場を新設し、当初、魚類および果実の缶詰の生産を始めた。同工場は、その後、76年8月から冷凍食品工場へと転換。また、07年3月には、新オムライス・事務所棟が完成。学校給食用の冷凍食品などを製造していたが、3月11日の東日本大震災で被害を受け、生産停止した。大牟田市における移転先は、同市宮山町にある同社の九州工場に隣接した敷地を検討しているという。
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