きのう（11日）、20日まで実施される「春の交通安全県民運動」がスタートした。今年は、「子どもと高齢者の交通事故防止」がテーマ。「自転車の安全利用を推進」「全座席のシートベルトとチャイルドシートを正しい着用」「飲酒運転の撲滅」に重点を置く。最終日の20日は「交通事故死ゼロを目指す日」となっている。

　同運動は毎年この時期に「事故をなくす福岡県県民運動本部」主催で実施されている。同運動本部は福岡県・福岡県警・市町村・福岡県交通安全協会ほかで構成される。県生活安全課によると、今年は同運動本部が「春の交通安全県民運動」を主催しはじめて50年目。そのため、今年は地元アイドルグループ「HR」（エイチアール）をイメージキャラクターに起用して、運動の普及に力を入れる。

　福岡県の2010年の飲酒運転による交通事故は337件（前年比＋41件）発生しており、全国でワースト。50年目という節目を迎え、運動のあり方も問われる。

【行政取材班】

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