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不透明な市医師会の全面協力~新・こども病院、地域医療の行方
行政
2011年5月25日 16:22

 24日、高島市長は定例記者会見で福岡市立こども病院(福岡市中央区)の移転計画について、アイランドシティ(東区)に移転・新築することを発表。移転にともなう地域医療の空洞化への対策として、市医師会と協力して現在地または周辺地区に小児科の地域医療を維持するとした。しかし、市医師会が協力の意思を示した段階だけで、具体的な話はみえていない。

 同記者会見に同席した市医師会の江頭啓介会長は「地域の大学病院、公的医療機関、病院、診療所で小児医療連携システムを構築するため早急に検討を開始する」と述べた。さらに「成人病センター(早良区)に小児医療部門を設けることは市医師会でもできること」などと市西部地区での小児科の地域医療体制空洞化防止策について述べた。

こども病院 こども病院を担当する市保険福祉局保険医療部病院事業課によると、上記小児医療連携システムについては、こども病院、福岡市医師会のほか、独立行政法人国立病院機構九州医療センター(中央区)、国家公務員共済組合連合会浜の町病院(中央区)などで各病院間の連携・協力のあり方などを検討している。これは2008年9月から協議を続けているもので、この成果が活用されるだろうとのこと。また、福岡市医師会の江頭啓介会長が高島市長の要望に対し全面的に協力する意思を示すとともに同記者会見に同席したということは、市医師会の覚悟を示しているという。

 長年にわたるこども病院移転問題は一応の決着がついた。しかし、市西部地区での地域医療体制空洞化防止策については、市医師会は早急に検討を開始するとのことであり、どうなるのか不透明な状況だ。

【吉澤 英朗】

▼関連リンク
高島市長決断! こども病院のアイランドシティ移転を正式発表

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