三菱マテリアル(株)は、ゴミ焼却灰をセメント化する事業を北九州市若松区で行なうことになった。事業の開始予定は来年4月。これに先立ち、同社は北九州市八幡西区に新施設を建設し、ゴミの焼却灰から塩分を取り除く処理を行なうとしている。
セメントにとって塩分は大敵。コンクリートにした際、鉄筋コンクリート内部の鉄筋を錆びさせる原因になるからだ。三菱マテリアルの技術はゴミ焼却灰から塩分を取り除く点に特色があり、従来埋立地に処分するしかなかったゴミ焼却灰を資源化する第一歩となる。
なお、開業当初は北九州市で実績を積みながら、将来的には事業規模とエリアを拡大させていく方針とされている。
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