1日の夜、民主党小沢派の『メダカ議員たち』は高揚していた。「あすは革命成る(内閣不信任案可決)!」を確信していたのだ。ところが、2日正午から開かれた民主党代議士会で、菅首相が辞任の意思を表明した。ここから一転、革命の満ち潮は一転して引き潮に転じた。「鳩山の裏切り」とか「小沢の親分に突撃を命じて頂きたかった」とか言い訳がましい話が流れだした。どうでも良いではないか!!一人ひとりの政治家の信念を持って内閣不信任案に賛成するなり欠席するなりの選択をするべきではなかったのか。
『メダカ議員』のなかで素晴らしい行動を貫いたのが、民主党福岡4区選出の古賀敬章代議士である。「同僚たちがそれぞれ苦悩の決断をしたが、私はここまできたら政治信条を曲げるわけにはいかない。だから欠席で自分の意思を表明した。こんなお粗末な議会運営を繰り返していて東日本大震災の被災者の皆さんには申し訳ない」という。ブレない政治家・古賀代議士の今後の活躍を期待したい。
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