6日夕、北九州市小倉北区のホテルに1,000名近い参加者が集い、東日本大震災チャリティーイベントが開催された。
北九州商工会議所が主催した今回のイベントは「北九州から元気の風を!」と題され、参加費の一部が義援金にまわる他、市内約500店舗で利用できる飲食店応援券や復興支援Tシャツの販売も行なわれた。
同会議所・利島康司会頭による開会あいさつでは、被災地を支援するためには、北九州が元気になる必要がある旨のスピーチが行なわれた。また岩手県釜石市へ派遣された市職員が現地で披露し好評だった歌謡ショーが行なわれるなど、会場は大いに盛り上がった。
同商工会議所では、5月下旬より、北九州市と連携して「ものづくりの絆プロジェクト」と題する復興支援プロジェクトを実施している。
具体的な取組方針は、(1)地域の強みでもある「ものづくり力」を生かして市内企業と市が一体となって日本経済の復興に貢献する。(2)被災地企業の復旧・復興に向け、「絆」プロジェクト北九州会議とも連携し、ハードとソフトの両面において原則「無償」で応援する。(3)市内経済の正常化に向け地域課題の解決に取り組む。すでに(株)石川鉄工所(八幡西区)より管渠検査ロボット「ハイパーもぐりんこ」2台を1年間提供することになった。同社はロボット貸与と同時に検査指導として技術者も被災地へ派遣する。
被災地への積極的な支援をしている同商工会議所の活動に、ますます注目が集まる。
【新田 祐介】
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