7日、(株)トランスジェニック(本社:熊本市、福永 健司社長)は、東京大学(濱田 純一総長)および大日本住友製薬(株)(本社:大阪市中央区、多田 正世社長)との間で、同日、「メタボリックシンドロームマーカー候補タンパクAIM」に関して共同研究契約を締結したと発表した。
今回の共同研究は、東京大学医学系研究科 宮崎徹教授の研究グループらによりメタボリックシンドローム関連分子であることが見出されたAIM※抗体に対する研究を行なうもの。
トランスジェニックでは今後、東京大学および大日本住友製薬と共同でAIM抗体に関して研究を進め、新たにメタボリックシンドローム領域を加え、バイオマーカー開発パイプラインの拡充を図るとしている。
なお、これによる12年3月期の連結業績への影響は軽微で、業績予想に変更はない。
※AIM(Apoptosis inhibitor of macrophage)
AIMはマクロファージから産生され、脂肪細胞やマクロファージ自身に作用する。脂肪細胞に蓄積した中性脂肪を分解することにより肥満を制御したり、マクロファージの細胞死を抑制することで動脈硬化を進行させたりするなど、AIMにはメタボリックシンドロームとの強い関連が認められていることから、メタボリック関連の病態診断や治療薬への応用が期待されている。
▼関連リンク
⇒株式会社トランスジェニック
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