一般社団法人　日本フードアドバイザー協会　創始者　宇井義行氏

　―これからは経営者と密になることで、九州の地に本腰を入れられるのですね。

　宇井　たとえば本の話になりますが、かつて私が最初に書いた20数年前頃は、誰もがそんな簡単に出せる時代ではありませんでした。だからこそ、本を出していた頃は、読者からどんどん仕事が舞い込んできました。ところが、ある時から、自己出版ができるようになってくると、本の効果も薄れてくる訳です。今、巷ではブログだ、ツイッターだと言っていますが、私はそれだけではダメだと思います。それよりも、消費がどんどん狭くなってくるという認識のなかで、地域との関係をしっかり築くためには、アナログ的なことを地道にやっていくしかないと思います。人と人との繋がりだとか、接点と言うものをつくり上げ、やはりそれぞれが親しくなっておかなければ、難しいのではないかと思っています。

　―それで、常駐される訳ですね。

　宇井　これからは北海道や福岡のみならず、九州各地などの地域ごとに「コンサルタントになりましょう!」と呼びかけて行きたいと思っています。今年の５月29日に、東京で第1回目のコンサルタントの講座が始まり、現在、フードコンサルタントの申請をしております。ビジネスをする上においてブランドは重要です。新たなブランドを立ち上げることと、専門のノウハウを差し上げること、あと営業ツールを差し上げること、この３つがそろわないとやはり現場では活躍できません。

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