10日、学校法人福岡工業大学同情報工学部情報通信工学科の前田 洋(まえだ ひろし)教授の、在福岡アルバニア共和国名誉領事の就任式が行なわれた。同式では、駐日アルバニア共和国特命全権大使のブヤール・ディダ氏が、前田教授に任命書を手渡し、今後の活躍に期待を述べた。
アルバニア共和国は人口316万人の国で、ギリシアの北部に隣接し四国の約1.5倍の国土を有する。長年、半鎖国的な社会主義体制をとってきたが、東西冷戦の終結、東欧諸国の民主化等の背景から、鎖国政策を大幅に変更し、1990年以降、国際社会へ復帰。先進諸国・国際機関との関係強化及び安全保障の確保を基本的な外交方針としている。
前田教授は2010年6月に、アルバニア出身で同学情報通信工学科バロリ・レオナルド教授を通じ、東京のアルバニア大使から名誉教授について打診され、今年(11年)5月2日付けで同国名誉領事就任していた。同教授は今後、アルバニア共和国の要人が九州を来訪する場合の対応や、アルバニア文化の紹介、留学生の世話などを無給のボランティアで行なっていくとしている。
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学校法人福岡工業大学 情報通信工学科
駐日アルバニア共和国大使館
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