北九州市は、今年(2011年)7月と8月の2カ月間、市役所本庁舎において午後6時以降に一斉消灯を実施する意向を明らかにした。これは、以前から行なわれている長時間労働防止の取り組みに加え、東日本大震災に伴う福島第一原発事故を受けた節電に対応しようというもの。一斉消灯を実施することで、労働環境の向上と節電効果を一層高めようとのねらいがある。また、市役所本庁舎や議会棟の蛍光灯数の一部削減などにも取り組む意向が示されている。
今回の市の取り組み自体は、評価に値するものであろう。ただ、午後6時退庁が2カ月も続くことで、業務に滞りが出ないかという心配が残る。逆に、滞りが出ないのであれば、これまでの業務効率が相当悪かったということにもなる。
環境への負荷を和らげるため、また逼迫する市財政の面からも、業務効率を一層高めて欲しい。
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