16日、福岡市内のホテルで元西南学院大学商学部教授の立石揚志氏の退任記念セミナーが開催された。今年(2011年)3月31日をもって70歳定年の大学の規定に従い退任された立石氏より、「アジア経済と共にした半生~震災後の中国、アジア、そして日本~」というテーマの下、熱弁が振るわれた。
立石氏は1940年8月17日、中国・上海の生まれで、64年、東京外国語大学中国科卒業後、大手商社の丸紅(株)に入社。同社大連支店長兼瀋陽出張所長を経て92年に退職。その後、アジアないしアジア経済と半生を共にした経験を活かすため、94年に西南学院大学商学部助教授、98年に教授職に就いた。2006年には現在、弊社が中心となり定期的に開催している「福岡アジアビジネス研究会」の発起人の一人となり、企業情報誌I・Bの「マックス経営講座」のアジアビジネス論の執筆も長らく続けている。
会では日本、中国を含めたアジアとアメリカの関係の在り方、政府のTPP参画構想への是非について独自の理論、九州・福岡のこれからの在り方などを展開、約50名の参加者らは熱心に話を聴き入っていた。
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら