20日夜、東日本大震災の復興支援に向けて、官民一体となって取り組む災害ボランティア「ふくおか元気応援隊」第４期メンバーが、被災地の仙台へ向けて出発した。きょう（21日）夕、現地に到着し、22日から24日まで活動を行ない、25日昼に福岡へ戻ってくる予定。

　第４期メンバーの内訳は、市民ボランティア27名、市職員10名の計37名。市民ボランティアは福岡市が５月に一般募集を行なった。
　福岡市役所で行なわれた出発式で「がんばろう日本」福岡・九州推進協議会の長沼慶也 実行委員長は「ボランティアに行きたい気持ちはあっても、実際に現地にボランティアに行く人はなかなかいません。そんななかで皆さんが実際に現地にボランティアに行くことに感謝しています。ぜひ頑張ってきてください」と激励した。

　今回参加する両親の一木正人さん（63）と由美子さん（62）を２人の娘といっしょに見送りに来た南区の一木水青（みお）さんは「活発で元気な両親なので心配はしていない」「疲れると思うけれど元気に帰ってきて欲しい」と語った。水青さんの娘の春姫（はるひ）ちゃん（12）は「頑張ってきて欲しい」、七星（ななせ）ちゃん（８）は「さびしい」といいつつも祖父母が乗ったバスの出発に際して手を振って見送った。

　チーム名｢ふくおか元気応援隊｣は、被災地の復興支援とともに福岡から「元気」を届けたいという意味を込めて命名された。現在、６月27日に出発する第５期のメンバーまでが決まっており、第６期と第７期については現在、福岡市HPや同協議会HPで募集中。第８期以降については７月中旬頃に上記HPで募集を行なうとしている。

【吉澤　英朗】

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